報告:British Council 共催・実践英語研修第7回英語研修 Business Speaking ~ビジネススピーキング ネゴシエーション・クレーム対応実践編(中上級)~」(2019年11月11日・東京)
開催データ
研修名 | ~Business Speaking ~ビジネススピーキング ネゴシエーション・クレーム対応実践編(中上級) |
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日 時 | 2019年11月11日(月)9:50-17:30 |
場 所 | ブリティッシュ・カウンシル (東京・飯田橋) |
講 師 | ブリティッシュ・カウンシル英語講師 Esther Ratcliff(エスター・ラトクリフ) |
参加者数 | 団体正会員13名 / 13大学 |
《参加者所属先…団体正会員大学(**-国立大学法人、*-公立大学法人)》
(地域別50音順)
<関東>神奈川大学、淑徳大学、上智大学、千葉商科大学、東海大学、東京理科大学、
立教大学、立正大学、早稲田大学
<中部>愛知淑徳大学、山梨学院大学
<関西>京都産業大学
<九州>崇城大学
九州>関西>中部>関東>
研修内容(コース構成) |
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1. Meeting and welcoming guests |
2. Dealing with enquiries and problems from students |
3. Negotiating with foreign universities |
4. Negotiating with foreign universities |
研修参加報告
報告者:冨永 麻美(上智大学)
海外の大学や外国人学生を相手にした、ビジネス場面に適した英語表現と対応の方法を学んだ。各セッションでは、ペアワークやロールプレイによる会話練習が多く行われた。提示された場面設定だけでなく、参加者それぞれの勤務先大学の事例を共有して題材にし、実務に即したより良い対応の仕方を考え直す機会となった。また、参加者の練習の様子に応じて、講師の先生から助言してくださり、重要な表現やポイントはクラス全体に共有してくださったことで理解が深まり、大変勉強になった。
Session 1: Meeting guests
海外の大学からお客様を迎えた時の、初対面の挨拶や自己紹介、会話構成の仕方について学んだ。いくつかの対話の例を比較しながら、ビジネスの場面で適切な挨拶表現や握手をするタイミング、話題の選び方、会話を締めくくる表現を考えて、実際に参加者同士で名刺交換を行いながらペアで会話練習をした。また、海外からの要人を迎える際のプロトコールについて、ディスカッションとロールプレイを交えて学んだ。
Session 2: Dealing with enquirers and problems from students
学生の問い合わせ対応や問題処理の場面で使える言い回しと、手続き・手順についての説明の仕方を学んだ。質問して丁寧に状況を聞き出しながら学生が抱えている問題を確認し、解決策や助言を提示すること、順序立てて論理的に説明することがポイントであった。順序を示すフレーズや学生自身がどうしたら良いかを明確に示す表現を確認し、練習した。ロールプレイでは、参加者自身が業務で経験した実例を取り上げて場面設定し、問い合わせ対応の会話の仕方や学内施設の利用手順・事務的な手続きの説明の仕方を考え直すことができた。
Session 3 & 4: Negotiating with foreign universities
日本と海外の大学間で協定締結、交換留学プログラムの交渉を行うことを想定して、挨拶から始まり、自己紹介、大学紹介をして、交渉を行って合意するまでのステップと、状況に応じた質問、意見、提案、同意、反対等の言い回しを学んだ。その後、ロールプレイを行ない、全てのセッションで学んだことを活用して参加者同士で繰り返し練習した。役割や立場を入れ替えたり、交渉の目的や条件を変えたりして、多様な状況設定で練習を重ねることで、交渉の形式や英語表現を確認し理解を深めることができた。
大学の国際交流に関係する業務は多岐に渡り、英語で対応する場面も様々である。相手や場面に合わせて英語表現や対応の方法を使い分けることで、より丁寧で円滑な会話、交渉、学生対応が行えることを学んだ。今後、ビジネス英語の向上に努め、業務に役立てていきたい。また、研修中の様々なディスカッションやペアワーク等を通して、他大学の職員の方と交流する機会を得た。同じ国際交流の業務に携わる方々と情報交換し、幅広い経験と知識を積み、業務に活かしていきたいと刺激を受けた。
以上